EMIRI MORI
小さい頃から甘いものが大好きだった私は、「パティシエになれば自分で作って自分で食べられる!」なんて考えて、パティシエを夢見ていました。ハノックで働く前はティーサロンにいたので、紅茶と色んな素材を合わせるのが好きです。ハノックで初めて作った思い出のタルトシトロン以来レモンも好きになり、レモン系のスイーツをよく作るようになりました。ケーキを考える上で「意外性」を大事にしています。こんな組み合わせがあるんだ、と驚いてほしいし、自分も食べてみたい。そんなワクワクした気持ちで、可愛くて美味しいケーキを考えていきたいです。
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夏らしく桃を使った商品で、暑くても食べたいと思える涼しげなスイーツです。桃の香りや味わいをそのまま表現するにはどういうアプローチが良いか、試行錯誤しました。ちょうど良い甘さを求めて、コンポート(砂糖煮)にはスパイスも使っています。一番こだわったのが、つるつるとした喉ごしです。ゼリーを極限まで柔らかくしました。
インフルエンサーのいでさんとのコラボ企画をきっかけに作った苺のミルフィーユ。インパクトのある見た目で既視感がなく、そして作業効率の良いケーキにするアイデアがなかなか出せなくて、試行錯誤したことを覚えています。いでさんや一緒に働くメンバー、色んな人にアドバイスをもらいながら完成させたハノックのミルフィーユは、フルーツとクリームとパイを一口で食べられて、最後まで綺麗に食べられるものになりました。
はちみつのグラサージュを使ったケーキを作ってみたいと思い、相性の良いバナナをメインに、キャラメルも合わせました。バナナが嫌いな人にも美味しく食べてほしいと思って、独特の生臭さを消すためにシナモンを加えたのがうまくマッチしたと思います。キャラメルの焦がし具合とバナナの果肉感を味わえて、バナナ嫌いな人に「美味しい」と言ってもらえたのがすごく嬉しかったです。ケーキの可能性を感じたケーキになりました。
私が好きなブルーチーズを使ったケーキを作ってみたいと思い、考案したチーズケーキ。最初はブルーチーズが前面に出たケーキだったのですが、クセが強くて幅広い人に食べてもらえないかもしれない、と考え、ブルーチーズの美味しさを活かしたままクセを和らげるギリギリの配合にするのに何度もトライしました。プーアル茶のあっさり感でブルーチーズのコクを包み込むことができて、納得のいく味にたどり着けました!
ショーケースにチーズケーキが無かったので考案したオレンジのレアチーズケーキです。変わった形のデザインで、可愛く仕上がったと思います!オレンジが単調な味にならないように、ほんの少しスパイスを混ぜてアクセントをつけています。オレンジのゼリーが滑り落ちてしまうことがあり、ケーキの耐久性の大切さを改めて思い知りました。
ジャスミン茶を使ったケーキを作ってみたいな、と考えていたところに一周年イベントがあり、この機に作ってみることにしました。一周年を記念したケーキにどんなメッセージを乗せたいか?と自問自答した時に浮かんだのが、たくさんの人への「感謝」。時期的に旬を迎える金柑の花言葉が「感謝」「思い出」だと知って、ジャスミンと金柑のケーキを合わせることにしました。金柑の苦味とジャスミンミルクティの甘味のバランスが難しいポイントでしたが、周年にぴったりなコンセプトのケーキができました。キャバリーヌと見た目や色合いが似てしまったな…というのは反省点です。
マスクもはずし、私たちパティシエもお客さまに笑顔をお届けできて楽しいです!
SUYAMA YUYA
MORI EMIRI
HACHIYA AYAME
TAKAYAMA KAHO
マスクもはずし、私たちパティシエもお客さまに笑顔をお届けできて楽しいです!