「AOKI FARM &DELI」を訪問しました!〜いちじく農園レポート〜

こんにちは。
2024年も9月になり、日中は暑い日が続きますが、朝晩は少し暑さも和らいできましたね。

hannocのショーケースも先月8月末より、夏のMOMO FESTAのラインナップから変更いたしました。
現在は、秋の味覚をクローズアップした【Autumn Fair】を開催しております。芋栗南京はもちろん、毎年ご好評いただいているいちじくをふんだんに使用したケーキも2種類ご用意しております。

今年のいちじくは、和歌山県海南市にある「AOKI FARM & DELI」から直送でお送りいただいています。

このいちじくは、「桝井ドーフィン」という品種で、ねっとりとした食感、濃厚な甘さ、そしてほんのりとした酸味が特徴です。中央部のプチプチとした食感がさらに美味しさを引き立ててくれます。

いちじくは現在、収穫の最盛期を迎えており、パティシエのこまちが「AOKI FARM & DELI」を訪問し、生産の様子を見学させていただきました。

「AOKI FARM & DELI」はJR海南駅から車で約5分、山の麓に位置しています。
山の斜面を利用して栽培されたいちじくは、太陽の光をたっぷり浴びて育ち、9月上旬の現在、毎日300~400キロが収穫されています。

残念ながら、文章では伝えきれませんが、ハウスに近づくと甘くフルーティーないちじくの香りが漂ってきます。思わずこの香りを持ち帰りたくなるほど、心地よいものでした。

「AOKI FARM & DELI」は年間約4.5トンの収穫量を誇り、海南地区で最大のいちじく生産量を誇っています。ハウス栽培を行っているのも、こちらの農園だけだそうです。

代表の青木さんは、10年前に先代から農園を引き継ぎ、元々サラリーマンとして海外を転々としていた生活から一転、農業に従事するようになりました。お父様の逝去に伴い、母親が一人で農園を管理する状況になったのをきっかけに、会社を退職。現在は、いちじくに加えて、みかん、じゃばら、マイヤーレモン、キウイなど、多彩なフルーツも栽培しています。

青木さんのこだわりは、お客様に喜んでもらえる美味しいものを作ること、そして、自分たちが作ったものがどのように仕入れられ、どんなお客様のもとに届くかを知ること。それが、毎日のお仕事を頑張るエネルギーになっていると語っていました。

(写真:摘みたてのいちじくを頬張って、あまりのおいしさに驚くこまち)

「AOKI FARM & DELI」という名前には、DeliciousとDeliveryの意味が込められており、青木さんの「おいしいものをたくさんの人に届けたい」という強い想いが反映されています。

今回、青木さんから送っていただいたいちじくを使ったケーキをお見せした際、「こんなにきれいでおいしそうに仕上げていただき、本当に嬉しいです」と、感謝の言葉をいただきました。その表情と声から、青木さんのいちじくへの深い愛情が伝わってきました。

青木さんが心を込めて育てたこのいちじくを使ったケーキは、いちじくの旬の時期だけの特別なご提供となります。
ぜひこの機会をお見逃しなく、お買い求めください。

(写真左から、代表の青木さん、パティシエのこまち、AOKI FARM & DELIスタッフの沼さん)