パティシエ紹介「あめくん」です!

みなさんこんにちは。hannocでパティシエをします岡村です。

SNSとYouTubeでは「あめくん」と名乗っています。なぜ「あめくん」なのかと言うと、飴細工が得意だからです。少しだらだらと自己紹介しながら、hannocで働くことになった経緯について語ってみたいと思います。

現在28歳で、hannocメンバーの中では年長者です。広島の専門学校に通って、卒業したあとはその学校が運営するチョコレート屋さんで働きながらコンクールに出ていました。卒業して1年後に大阪のザ・リッツ・カールトンホテル(以下リッツと略します)に入ることができて、それから7年が経ちます。本当は大阪のパティスリーで働きたかったのですが、面接の時にめちゃくちゃ怒られて泣きながら広島に帰った話は割愛します。

リッツに入ってからは意識高い若手っぽくFacebookにお菓子を投稿していました。それからInstagramが流行り出したのでインスタ民になって、自分が作った飴細工を投稿したり。そうこうしてると学生さんからメッセージがたくさん来て、飴細工について色々質問されるようになりました。学校でなかなか教えてもらえないという話も聞き、じゃあ動画で解説したらいいかなぁと思ってYouTubeに手を出して。Twitterを始めたのはコロナが流行しだしてからです。最近clubhouseもゆるっと始めました。あらゆるSNSを使いこなし、いつもどこかしらにいます。

hannocに参加することになったのは12月くらいです。Twitterで見かけた「オープニングスタッフ募集、気になる人はDMまで」的な投稿を真に受けて、話だけ聞いてみようって手ぶらでお邪魔しました。まだお店の名前も決まってない時で、誰が働くのかも全然決まってなかったらしいです。社長の児玉さんが「こんな店をやりたい」って話をしてくれて、本当に怪しかったです。うまい話すぎる。僕にとって理想的すぎるから新手の勧誘かと思いました。でも若いパティシエの就職支援を5年もやってきてるなら悪いことはしないだろうなと思って信用することにしました。

その時僕は、リッツで2番手のポジションでした。シェフが辞めることが決まって次、僕がシェフに打診されてて、どうしようか迷いました。20代でリッツのシェフになれるなんてそうそうないらしいです。シェフになるか、hannocの立ち上げに参加するか…。自分の目標は地元の広島でお店を開くことで、そのためにどっちに進む方がいいか人生で一番考えました。

それで12月にhannocで働くことを決めたというわけです。理由は、リッツで7年やって「新しいことを学ぶ機会」が少なくなってきたこと。一方hannocは立ち上げのタイミングで、色々と決められるポジションで参加できる。あとはお店と、今まで自分でやってきたSNSの「あめくん」、両方を使って発信できることが今っぽくて、面白いだろうなと思いました。やりがいと刺激を求めてしまいました。

最初は家族にも上司にも反対されて、「間違った選択だ」とか言われたりもしました。リッツのシェフのポジションを蹴ったっていう、かなりのダメージを負ってhannocに来てるんです。hannocを選んだことが合ってるか間違ってるかは、まだ分かりません。だから正解だったと思えるようにめちゃくちゃ頑張るつもりです。

本気の限定デセールイベントとか、飴細工のデコレーションケーキとか、コンクールにも引き続き挑戦したり、頼もしい仲間と一緒にやってみたいことはたくさんあります。みんなでみなさんに喜んでもらえるお店にしていきます。よろしくお願いします!